2009.11.17冨田明宏氏が語る『Across The Horizon』
いよいよ今週末11月21日(土)から上映開始する『Across The Horizon』
皆様より一足先に鑑賞したライター冨田明宏さんが特別に映画の見所を語ってくださいました!
Sound Horizon史上初の劇場公開作品となる『Across The Horizon』。
本作は、DVD作品としてさまざまなエフェクト処理を行い編集された『第三次領土拡大遠征凱旋記念「国王生誕祭」』を、劇場公開に合わせた尺に濃縮するために、再び厳しい編集作業を丁寧に繰り返し製作されたものだ。
しかしそう聞くと、『国王生誕祭』のダイジェスト的な作品を思い浮かべてしまう人もいるかもしれない。
しかし、それは大きな間違いである。『Across The Horizon』は『国王生誕祭』からさらに構成を練り、無駄を徹底して取り除き、さらには時間軸までもが複雑に交錯する作品となっている。映画が始まったが最後、
心が揺さぶられる感動の波が間断なく連続する、驚くべき“劇場作品”に仕上がっているのだ。
つまり、『第三次領土拡大遠征凱旋記念「国王生誕祭」』がSound Horizonのベストであるならば、
『Across The Horizon』はいわばSound Horizonの“ベスト・オブ・ベスト”。そう言い切れるほど、ひとつの映像作品として意味深い作品に仕上がっている。
そして本作最大の特徴と言えば、映画館の音響システムに合わせて組まれたサラウンドである。前後左右、さまざまな角度から響き渡る歌、音楽、語り、そしてサウンド・エフェクトが、映像から受ける臨場感を何倍にも膨らませてくれていた。あの昂揚感は、映画館の巨大なスクリーンと音響システムでなければ味わうことはできないだろう。それこそ、Revoが劇場公開にこだわった理由の一つでもあるはずだ。
劇場公開作品『Across The Horizon』で、Sound Horizonが提示するの“新しい可能性”をぜひ体感して欲しい。(冨田明宏)
いよいよ今週末11月21日(土)から上映開始する『Across The Horizon』
一体どのような映画になっているか、ますます楽しみになりましたね!!